次回の映画会のお知らせです。
『譜めくりの女』で始まった「女シリーズ」では、多くを語らないフランス映画の醍醐味で感想がとても盛り上がりました。
映像化されていない部分でどんな出来事があったのか、観る人に想像を委ねるフランス映画らしい作品でした。
なぜこんな展開に?と思ったところの理由が全て短いシーンできちんと描かれていて、感想会で少しずつみんなで披露しあえたのが楽しかったです。
次回は「女シリーズ」第2回目
ナンネル・モーツァルト : 哀しみの旅路
【Nannerl, la sœur de Mozart】
監督 : ルネ・フェレ
2010年 フランス映画 120分
<あらすじ>
18世紀中頃、神童ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトには4歳年上の姉がいた。マリア・アンナ・モーツァルト、通称ナンネル・モーツァルトは弟と同様に音楽の才能に恵まれていたが、女という理由で弟の陰に追いやれれていく。その秘められた音楽への情熱と儚い恋の物語。
ナンネルは父からの音楽教育を受けながらも女だからという理由で作曲を禁じられ、ヴァイオリンも小さい時は弾いていたのに、男のもだからと取り上げられます。
字も書かせてもらえません。
そして才能を発揮した弟アマデウスの伴奏役となり、ヨーロッパ各地を演奏して周ります。
その4年の間に少女から大人の女性へと成長します。
映画ではフランス王の娘と友情を育みますが、彼女も当時の女性観により過酷な人生を歩んでいきます。
映像がとても美しく、実際にヴェルサイユ宮殿で撮影されているシーンもあります。
音楽ももちろん素晴らしい。
映像や人権や人間関係や歴史などいろんな楽しみ方ができそうですね。
ぜひお越しください。
日時 : 2023年5月21日(日) 15:00 事前の申し込みは必要ありません
場所 : 新長田小劇場 :劇団どろアトリエ改メ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ10分
参加費 : 500円(会場使用料として)