新長田まちなか勉強会

神戸市の新長田で、映画、音楽、本、地図、芸能、あらゆる “もの” を通して、古今東西の社会情勢や歴史、背景などを楽しく勉強しましょう。表面的な出来事の背後にある大切なものを見る目を養い、みんなで話し合うことによりたくさんの異なる視点を得ることができます。実際は、わいわい楽しみながら感想を語り合いつつ社会問題に迫っていく感じ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

第13回 ネオ・リアリズモで描いた戦争の現実と悲しさ

2016年も引き続きいっしょに映画を楽しみましょう。 次回映画会のおしらせです。 第二次大戦後、レジスタンスによってファシズムを倒し、共和国として生まれ変わったイタリアに現れた、ネオレアリズモ(neo-realismo)と呼ばれる写実主義的な手法を用いた映画…

第12回 フリッツ・ラングの『M』はすべてを先取り

次回の映画会は、12月13日(日)に開催します。 『M』 原題: 『M – Eine Stadt sucht einen Mörder』 監督: フリッツ・ラング 脚本: フリッツ・ラング、テア・フォン・ハルボウ 1931年 ドイツ映画 117分 この作品は、ドイツ初のトーキー映画『嘆きの天使』の…

第11回 ドイツ初のトーキー『嘆きの天使』を読み解く

11月28日(土)映画会開催のお知らせです。 前回の『カリガリ博士』では、舞台美術のおもしろさを堪能できました。英語バージョンでしたので、音楽はピアノ伴奏でしたが、ドイツ語バージョンでは現代音楽だそうです。ドイツ表現主義が倍増することでしょう。 …

第10回 『カリガリ博士』 ~新シリーズ「映画の暗黒と栄光を見つめて」が始まりました 

10月25日(日)映画会開催のお知らせです。 「映画を見て知る〇〇」シリーズが終了し、次回から「映画の暗黒と栄光を見つめて」と題して、映画という新しい大衆メディアが現代社会にどのように関わってきたかを掘り下げてみたいと思います。資本主義的生産の…

駒ヶ林のけんか祭り-左義長祭の古記録

10月24日(土)に行われる講演会、駒林神社の左義長祭は、江戸時代に書かれた『摂陽落穂集 / 浜松歌国 [著]』 巻三にも著されています。 「同郡駒ヶ林村にあり西の処、中の処、東の処三つに分って、正月十五日朝これをつとむ。 世の常の左義長とは事変わり材木…

「駒ヶ林のけんか祭り-左義長祭」講演会のお知らせ

「駒ヶ林のけんか祭り-左義長祭」講演会を開催します。 駒林神社の神主さん、中山直紀禰宜さまをお迎えして、駒林神社で古くから行われてきた左義長祭のおはなしをしていただきます。 神戸市長田区にある駒林神社は古代には玄蕃寮鴻臚館の出先機関でもあり…

第8回 映画を見て知る武器商人の暗躍 『ロード・オブ・ウォー』

次回、9月22日(火・祝日)映画会開催のお知らせです。 シルバーウイークのまっただ中ですが、長期旅行に行かない方は、ぜひお越しください。映画の中で、ウクライナ、アメリカ、リビア、南アフリカ、カリブ海といろいろな地域を見て回れます。ただし武器取引…

第7回 映画を見て知る チリの軍事クーデターを画策したのは? 『ミッシング』 

次回、8月23日(日)映画会開催のお知らせです。 意図したわけではありませんが、社会の動きには、我々の知らないところでいろんな画策がなされていたんだなぁ、と思える映画を選ぶと、 アメリカのCIAがらみが続いてしまいました。 次の映画は、 『ミッシ…

第6回 映画を見て知るアメリカの介入 『愛の落日』 

次回、7月25日(土)映画会開催のお知らせです。 アメリカはいろんな国に介入して、いろいろと火種を作ってきましたが、南ベトナム解放を掲げた大義名分によりこんなことまでしてしまいます。 『愛の落日』 原題:『The Quiet American』 監督:フィリップ・…

7月10日(金) 表情筋体操と腹式呼吸で健康に! のお知らせ

第5回 新長田まちなか勉強会の開催をお知らせいたします。 表情筋体操と腹式呼吸で健康に! 日 時 : 2015年 7月 10日(金) 健康の部 10:00~11:00 (シニア対象) 美容の部 12:00~13:00 場 所 : アスタくにづか5番館 劇団どろアトリエ 申込み不要なの…

6月27日映画会「法王の銀行家~ロベルト・カルヴィ殺人事件」

映画会の日が迫ってまいりました。 今日は事前勉強のために、用語についてまとめてみましたので、 映画会鑑賞前の参考にどうぞお使いください。 P2, ロッジP2 フリーメーソンの支部 銀行 ミケーレ・シンドーナのプライベート銀行 マフィア資金の洗浄ルー…

6月7日里山を歩きました。

梅雨に入り、お天気を心配していましたが、 願いが通じたのか、空が晴れ、その上少しだけ曇りという 絶好のハイキング日和になりました。 今日は32人も参加してくださいました。 里山を感じていただけましたか? 神戸の「須磨ニュータウン」と呼ばれる人工の…

第4回 映画を見て知るバチカンの裏側  『法王の銀行家 ~ロベルト・カルヴィ暗殺事件』

次回6月27日(土)の勉強会のお知らせです。 映画でいろいろな国の社会情勢を見ていますが、 フランス→韓国→ ときましたので、次はバチカンです。 『法王の銀行家 ~ロベルト・カルヴィ暗殺事件』 2002年イタリア映画 原題: 『I BANCHIERI DI DIO -Il caso Cal…

ハフィントンポスト05月19日号記事で光州事件が取り上げられています。

第2回新長田まちなか勉強会の映画会5月23日(土)が迫ってまいりました。 ちょうどハフィントンポストでも、 光州事件が取り上げられていましたよ。 写真がたくさんアップされています。 興味を持った方も、韓流ファンの方も どうぞビデオ上映会にもいらして…

第3回 里山を歩いて知る都市開発

第3回 里山を歩いて知る都市開発 のお知らせです。 今回は外へ出て、実際に里山を歩いてみましょう。 神戸市須磨区多井畑厄神の西に広がる里山は、現在UR機構が開発事業者を募集しており、消滅の危機にさらされています。 この地域は古代から歴史にも登場す…

第2回 映画を見て知る韓国の民主化

第2回のお知らせです。 フランス映画の次は韓国。 『光州5・18』2007年 原題: 『화려한휴가』(華麗なる休暇)監督:キム・ジフン あらすじ; 1980年5月18日に韓国・光州で起きた光州事件を描いたドラマ。 全斗煥率いる新軍部は1980年5月17日全国に戒厳令を布…

第1回 映画を通して知る戦後の闇『敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生』 を見て

暗幕を張った劇団どろのアトリエに、当日は15人の人が来てくださり、ビデオの上映会が開催されました。 それにしても、『敵こそ、我が友 』の題名通り、忌むべきナチスの戦犯のはずが、共産主義者の情報を持っているということで、バルビーはアメリカに雇わ…

第1回  映画を通して知る戦後の闇

ワンコインで、大人のための楽しい勉強会を始めました。 記念すべき第1回は、4月26日(日)3時から、 劇団どろの芝居小屋で行われました。 『敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生』 2007年フランス映画 原題: MY ENEMY‘S ENEMY/MON MEILL…