次回の映画会のお知らせです。
「ヨーロッパ辺境の輝きふたたび」シリーズ最終回は、冷戦時代のソ連を舞台に、フランス人女性の数奇な運命を描いた叙事詩的作品です。
イースト/ウェスト 遙かなる祖国
【EST-OUEST】
監督:レジス・ヴァルニエ
1998年 フランス映画 121分
<あらすじ>
1946年スターリンの恩赦により、ヨーロッパに亡命していたロシア人への帰国が許された。アレクセイとフランス人の妻マリーは息子を連れ、希望に満ちてソ連行きの船に乗り込み、船内で同じ境遇の人々と喜びを分かち合う。ところが港に着いたとたんKGBが待ち受け、強制収容所送りとなるが、アレクセイが優秀な医師だったことから、マリー夫婦は一緒に暮らすことができたが、それは徹底した監視の下におかれた惨めな貧しい生活だった。
前回のポーランド映画『影』では、内容がわかりにくかったという声が多かったようです。
ポーランドの社会情勢を知っていればもっとわかりやすかったのではないかという意見もありましたが、新しい体制とそれを覆そうとする反体制があり、密告する人、裏切る人で社会が混沌としている時代があったということだけはわかりました。サスペンスとして十分に面白かったと思います。
次回の『イースト/ウェスト 遙かなる祖国』はストーリーが主人公に沿ってどんどん展開するので、筋も主人公の感情も理解しやすい映画です。感染予防に努めて会場を設営いたしますので、どうぞこぞってお越しください。
日時 : 2021年9月26日(日) 15:00 事前の申し込みは必要ありません
場所 : 新長田小劇場 :劇団どろアトリエ改メ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ10分
参加費 : 500円(会場使用料として)