前回は緊急事態宣言の指針に基づいて、消毒と換気に気をつけてなんとか無事開催ができました。
電車に乗るのも怖いとう人もいる中、たくさんお集まりいただきありがとうございました。
感想会では、皆さんがさまざまな解釈をされてることがわかり、楽しいひと時を過ごすことができました。
文学の先生がおっしゃっていましたが、自分と違った解釈をしている人がいても、そのように取れる余地があるということは、その解釈はあながち間違いではない、ということを私はこの映画会のモットーにしています。どんどん感想を語ってくださいね。結末の解釈が全く二つに分かれたのは、本当に目から鱗でした。
さて、来月のお知らせです。
次回は「ヨーロッパ辺境の輝きふたたび」シリーズ第3弾。チェコスロバキアの映画です。
つながれたヒバリ
【Skrivánci na niti】
監督: イジー・メンツェル
1969年 チェコスロバキア映画 95分
20年近くも上演が禁止されていたメンツェル監督の意欲作。
<あらすじ>
1950年代の冬、社会主義が進むチェコスロヴァキア。政治犯として捕らえられた男たちは再教育としてスクラップ工場で働かされていた。ユダヤ人のコックのパヴェルは、国外脱出を試みて収監された若い女性イトカと出会い、恋をする。
西洋の図書の廃棄を拒否した元図書館司書の哲学者、被告人の権利を主張した検察官、4人の労働者を雇用していた金物修理屋、ブルジョア的楽器を吹くサキソフォン奏者、土曜日の勤務を拒否したコックのパヴェル。みんな社会主義体制では禁じられていることをした人たち。
それに西側へ脱出を試みた女性たちが加わり、ユーモラスで心温まるお話です。
ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞し、世界中で高く評価されました。
ぜひお越しください。
日時 : 2021年6月20日(日) 15:00 事前の申し込みは必要ありません
場所 : 新長田小劇場 :劇団どろアトリエ改メ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ10分
参加費 : 500円(会場使用料として)