新しいシリーズが始まりました。
アメリカシリーズです。
「シリーズアメリカの影」または「シリーズアメリカの暗澹」などと題したかったのですが、アメリカに限らず世界のどこでも起こっていることなので、
とりあえず「アメリカシリーズ」。
第1回目は、今現在も話題になっているフェイクニュースの映画です。
この映画が作られた1997年はハリウッドお得意のCG加工でやっていたのですが、今では誰でも素人でも簡単に画像編集できてしまうので、もっと節操なく怖いことができますね。
そうですコメディ映画ですが、ある意味ホラー映画なのです。
ウワサの真相 / ワグ・ザ・ドッグ
【Wag the Dog】
監督 : バリー・レビンソン
1997年 アメリカ映画 97分
<ストーリー>
大統領選挙中に現職大統領がセックス・スキャンダルを起こした。揉み消し屋のコンラッド(ロバート・デ・ニーロ)はスキャンダルを国民の目からそらすため、もっと衝撃的なニュースをでっちあげる。それは架空の戦争を報道することだった。ハリウッドの敏腕プロデューサー、スタンリー(ダスティン・ホフマン)と協力して、でっち上げ「ショー」が始まる。
「湾岸戦争の映像も私がやった」とか、'We are the World' を彷彿とさせる愛国歌の製作など、映画を見ながらおかしくておかしくて笑いが止まりません。
映画のプロデューサーは称賛されないってダスティン・ホフマンが愚痴るシーンがありますが、プロデューサーってすばらしい仕事だなと感心してしまいます。いやいや、悪いことしてるから感心したらあかんがな。
ベルリン国際映画祭審査員特別賞受賞、のほかアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞ノミネートで、アメリカの自虐の潔さを感じました。
しかしながら今もフェイクニュースが飛び交ってるので、自浄作用はなかったようですね。
この作品から何を読み取りましたか?聞かせてくださいね。
日時 : 2023年10月22日(日) 15:00 事前の申し込みは必要ありません
場所 : 新長田小劇場 :劇団どろアトリエ改メ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ10分
参加費 : 500円(会場使用料として)