新長田まちなか勉強会

神戸市の新長田で、映画、音楽、本、地図、芸能、あらゆる “もの” を通して、古今東西の社会情勢や歴史、背景などを楽しく勉強しましょう。表面的な出来事の背後にある大切なものを見る目を養い、みんなで話し合うことによりたくさんの異なる視点を得ることができます。実際は、わいわい楽しみながら感想を語り合いつつ社会問題に迫っていく感じ。

第4回 映画を見て知るバチカンの裏側  『法王の銀行家 ~ロベルト・カルヴィ暗殺事件』

次回6月27日(土)の勉強会のお知らせです。

映画でいろいろな国の社会情勢を見ていますが、

フランス→韓国→

ときましたので、次はバチカンです。

『法王の銀行家 ~ロベルト・カルヴィ暗殺事件』

キャッチフレーズは

<バチカン震撼。今世紀最大の金融スキャンダルの真相がいま暴かれる>

 

第1回の『敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生』のときにも

ちらっと出てきましたが、

バチカンが、共産主義社会が増えるのを抑えるため、反共産主義活動に資金援助をしているという場面がありました。

 

へぇ、知らなかった…などとのんびり構えていたら、

今度の映画はそのバチカンが舞台の、

なんとマフィアの資金洗浄までを行っているというお話です。

 

カルヴィ氏は、法王の庇護のもとでマフィアの資金洗浄を行っている銀行の頭取だったのですが、その銀行が破綻したために警察に逮捕されてしまいます。

ところが、フリーメイソンの名簿が押収されてしまったことからカルヴィ氏はどんどんと深みにはまっていきます。

司教、政治家、フリーメイソン、マフィア、CIA。

カルヴィ氏に法廷で証言されると困る人たちが、

たくさんいるのです。

1982年に本当にあった事件。

一緒にバチカンの裏側をのぞいてみましょう。

 

ぜひご参加ください。

申込みは不要です。

☆日時と場所 

   6月27日(土) 午後3時から (2時半開場)

☆場所

   どろアトリエ(新長田アスタくにづか5番館2階 三国志ガーデン奥)

        地下鉄海岸線駒ヶ林駅上2分

        新長田駅から大正筋を六間道商店街へ突き当たるまで10分

☆参加費 

   500円

 

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ハフィントンポスト05月19日号記事で光州事件が取り上げられています。

第2回新長田まちなか勉強会の映画会5月23日(土)が迫ってまいりました。

ちょうどハフィントンポストでも、

光州事件が取り上げられていましたよ。

写真がたくさんアップされています。

興味を持った方も、韓流ファンの方も

どうぞビデオ上映会にもいらしてくださいね。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/19/kwangju-35th-aniv_n_7311100.html?utm_hp_ref=japan

第3回 里山を歩いて知る都市開発

第3回 里山を歩いて知る都市開発 のお知らせです。

今回は外へ出て、実際に里山を歩いてみましょう。

神戸市須磨区多井畑厄神の西に広がる里山は、現在UR機構が開発事業者を募集しており、消滅の危機にさらされています。

この地域は古代から歴史にも登場する名所であるとともに、現代も日本の原風景といえる美しい田畑が広がるのどかな場所で、生物も生息が多く確認されています。(鷹もカワセミもいます!)

ぜひみなさんと一緒に歩いてみて、美しい自然を堪能しつつ、都市開発について考えてみましょう。

当日は、植物に詳しい高岡得太郎氏による樹木の名前や見分け方などの楽しいお話と、里山保全の運動をされている中島秀男氏のお話を聞きながら歩きます。

 

日 時: 201567()133016:00 雨天中止

集合場所 多井畑厄神(神戸市須磨区多井畑宮ノ脇1) 無料駐車場あり

     地下鉄名谷駅より神戸市バス74系統柏台行き12:55発 多井畑厄神下車

     またはJR須磨駅より72系統下畑・多井畑行き12:53発 多井畑厄神下車

参加費: 500円  

   師: 植物研究家 高岡得太郎氏

案内人: 里山保全推進 中島秀男氏

 

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第2回 映画を見て知る韓国の民主化

第2回のお知らせです。

フランス映画の次は韓国。

『光州5・18』2007年

 原題: 『화려한휴가』(華麗なる休暇)監督:キム・ジフン

   あらすじ;

 1980年5月18日に韓国・光州で起きた光州事件を描いたドラマ。

 全斗煥率いる新軍部は1980年5月17日全国に戒厳令を布告した。民主化を要求した学生デモは軍隊により鎮圧されたが、これに市民が応戦し、10日間に及ぶ軍と市民の衝突で市民側に多数の死傷者を出す結果となった。

 長らく伏せられていた韓国近代史の闇を、家族思いの青年の姿を通して描く。

 

日時:2015年5月23日(土)3:00~ 申込み不要

場所:どろアトリエ (新長田アスタくにづか5番館2階 三国志ガーデン奥)

                       地下鉄海岸線駒ヶ林駅上2分

                         新長田駅から大正筋を六間道商店街へ突き当たるまで10分

参加費: 500円 (会場使用料として) 

話題提起: 嶋田邦雄氏(ブレヒトくらぶ)

 

お隣りの国なのに、軍部独裁が倒れ民主化されたのが1987年とは知りませんでした。ずいぶん最近のことなのですね。

「光州5・18」から「87年民主化運動」への流れで国民が韓国の民主化を勝ち取ったそうです。

韓流映画が好きな人も、現代史が好きな人も、ぜひお越しください。嶋田邦雄氏の解説で2倍楽しめます。

 

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第1回 映画を通して知る戦後の闇『敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生』 を見て

暗幕を張った劇団どろのアトリエに、当日は15人の人が来てくださり、ビデオの上映会が開催されました。

それにしても、『敵こそ、我が友 』の題名通り、忌むべきナチスの戦犯のはずが、共産主義者の情報を持っているということで、バルビーはアメリカに雇われて重宝され、要らなくなると放り出されて、今度は南米に行き、ゲリラに対抗するノウハウを買われて、ボリビアの軍事政権で活躍し、軍事政権が倒れるととうとうフランスに引き渡され終身刑が言い渡されました。

バルビー人生を追うドキュメンタリーなのですが、フランスで「リヨンの虐殺者」と呼ばれレジスタンスのジャン・ムーランを拷問で死亡させる話、アメリカで諜報活動をする話、南米でチェ・ゲバラの殺害に関与する話、南米へ行く資金バチカンから出た話、ナチハンターが元ナチスを探し出す話、「悪魔の弁護士」と呼ばれた凶悪犯ばかりを弁護するジャック・ヴェルジェス氏による裁判の話など、この実話を元にざっと5-6個の映画ができるなぁ、と思いました。

この映画の最後に「アメリカの政策は今もアフガニスタンでもイラクでも同じ、敵の敵は友だ」と言う元国会議員の言葉が、一番核心に触れていますね。まさに今イスラム圏で起こっていることも・・・

 

上映会の後は、新長田の居酒屋へ。チェーン店ではなく新長田で頑張る店に行きました。

第1回  映画を通して知る戦後の闇

ワンコインで、大人のための楽しい勉強会を始めました。

記念すべき第1回は、4月26日(日)3時から、

劇団どろの芝居小屋で行われました。

 

 『敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生』                        2007年フランス映画

     原題: MY ENEMY‘S  ENEMY/MON MEILLEUR ENNEMI 
         監督: ケヴィン・マクドナルド

あらすじ
ナチスの親衛隊中尉として多くのユダヤ人を迫害した「リヨンの虐殺者」クラウス・バルビーは、戦後CIC(CIAの前身)の工 作員として採用され、その後は南米で武器の輸出入事業を行うかたわら、ボリビアの歴代軍事政権の保安アドバイザーを務めていた。なぜ元ナチス戦犯は長年裁かれることなく自由の身でいられたのか。

問題提起者:ブレヒトクラブ嶋田邦雄氏

 

☆日時と場所 

   4月26日(日) 午後3時から5時 (2時半開場)

☆場所

   どろアトリエ(新長田アスタくにづか5番館2階 三国志ガーデン奥)

        地下鉄海岸線駒ヶ林駅上2分

        新長田駅から大正筋を六間道商店街へ突き当たるまで10分

☆参加費 

   500円