新長田まちなか勉強会

神戸市の新長田で、映画、音楽、本、地図、芸能、あらゆる “もの” を通して、古今東西の社会情勢や歴史、背景などを楽しく勉強しましょう。表面的な出来事の背後にある大切なものを見る目を養い、みんなで話し合うことによりたくさんの異なる視点を得ることができます。実際は、わいわい楽しみながら感想を語り合いつつ社会問題に迫っていく感じ。

第18回 『僕の村は戦場だった』 〜「映像の詩人」が描いた美しい記憶と、現実

6月の映画会のおしらせです。

僕の村は戦場だった
   Иваново детство

監督:アンドレイ・タルコフスキー
1962年 ソ連映画 91分

第二次大戦中のソビエトでのできごと。
美しい村に住む少年イワンはドイツ軍に両親と妹を殺され、今は大人の兵隊に混じって敵地の偵察任務に協力していました。

 
その日もイワンは命がけの任務を遂行し、重要な情報を持って帰ります。
上官はもうこれ以上任務を続けなくてもいいから、学校へ通うよう言いますが、復讐心に燃えるイワンはさらに危険な前線へと向かいました。

アンドレイ・タルコフスキー監督は、過酷な戦争シーンに、平和だった頃の美しい描写を挟み込むことにより、戦争の愚かさを描きました。戦争さえなければずっとこの世界が続いていたのに・・・。

上映前後にブレヒトくらぶ嶋田邦雄氏によるレクチャーがあります。作品を見るための予備知識や解釈の手がかりになって、映画が2倍楽しめますよ。
どうぞみなさん、お越しください。

日時 : 2016年 6月19日(日) 3:00~  申込み不用 

場所 : どろアトリエ

  (新長田アスタくにづか5番館2階奥)

    地下鉄海岸線駒ヶ林駅上2分

   新長田駅から大正筋を六間道商店街まで南へ10分

参加費 : 500円 (会場使用料として)

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