猛暑日が続いていますが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか。
前回の「紅いコーリャン」ではいろいろな感想が出ましたね。
抗日色が強いと思った人、そうでもないと思った人、受け取り方はさまざまです。
どの国においても、侵略した方はされた方にどんな酷いこともでき得る、それが戦争の卑劣さということですね。
原作者の莫言が描きたかった、山東省のあの酒造り職人たちのほとばしるパワーが伝わってきたのが、映画として成功だったのではないでしょうか。
さて、次回のご案内です。
『人間の運命』
Судьба человека
監督:セルゲイ・ボンダルチュク
1960年 ソ連映画 100分
世界の文学シリーズ第4回、
次もノーベル賞作家の作品からです。
原作はソ連の作家ミハイル・ショーロホフ。
できれば「静かなドン」を上映したかったのですが、642分もあるので断念しました。
機会があればご覧になってください。それはそれは素晴らしく、圧倒されます。
新長田まちなか勉強会では珠玉の短編「人間の運命」を取り上げることにします。
<あらすじ>
主人公の男は妻と3人の子どもを故郷に残し徴兵されますが、ドイツ軍の捕虜となり2年間の酷い生活を送ります。
隙を見て脱出に成功し祖国に戻りますが、故郷の村は爆撃され、跡形もなくなっていました。
『戦争と平和』でモスクワ映画祭グランプリを受賞した俳優セルゲイ・ボンダルチュクが監督と主演を行なっています。
いろんなことが主人公の身に次々起こり、最後まで目が離せません。
戦争という運命に翻弄された男がそれを受け入れ最後に見つける幸せを
みなさんと一緒に共有したいと思います。
残暑が厳しい頃かもしれませんが、
是非お越し下さい。
コロナ対策も引き続き抜かりなく行い、
万全を期してみなさんをお迎えいたします。
日時 : 2020年 9月6日(日) 15:00〜 事前の申し込みは必要ありません
場所 : 新長田小劇場劇団 :どろアトリエ改メ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ10分
参加費 : 500円(会場使用料として)