新しく「北欧が生み出した映画シリーズ」が始まります。
5月の作品は、
アキ・カウリスマキ監督作品
過去のない男
[MIES VAILLA MENNEISYYTTA]
2002年 フィンランド・ドイツ・フランス映画 97分
アキ・カウリスマキが大好きという人ならもうご覧になっているでしょうが、
まちなか勉強会で一緒に観て、感想を言い合うのも楽しいかなと思い、取り上げました。
それぞれ思い入れのあるシーンやセリフがあると思います。
他の人の感想を聞いて、意外に思うところもあるかもしれませんね。
是非、自分しか気づいていないかもと思う場面がある方はご披露ください。
もちろん初めてご覧になる方、大歓迎です。
カンヌ映画祭グランプリ&主演女優賞受賞作。
<あらすじ>
ヘルシンキにやって来た男が公園で夜を明かしているうちに暴漢に襲われ、大怪我を負ってしまいます。
病院に運ばれたものの、記憶を失ってしまい、港のそばのコンテナで新しく生活を始めることになりました。町の人たちはみんな貧しいのですが、身元不詳の男に優しく手を差し伸べてくれます。そこで男は元気を取り戻し、だんだんと人生をやり直していきます。
やがて男は救世軍の女性に恋をしますが、なくしていた過去が明らかになり・・・。
登場人物はみんな無表情で、アキ・カウリスマキ独特の間。
“人生は前にしか進まない”
セリフは少ないもののたくさんのいい言葉にあふれており、見終わった後にしみじみとグッときます。
日本語の音楽が流れて、日本人の私たちは、おぉ!と思う場面が出てきます。
外国の映画で外国語の音楽が流れているときは違和感がないのですが、
英語圏の人は英語の曲が流れることが多いので、挿入曲にいちいち反応しないのかしら?
次回は土曜日の開催です。
お間違えのないように。
大人のラブストーリーを楽しみにぜひお越しください。
日時 : 2019年 5月25日(土) 15:00〜 事前申し込の必要はありません
場所 : 劇団どろアトリエ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ10分
参加費 : 500円(会場使用料として)