世界では刻々と情勢が変化し、また複雑になっています。
政治、経済、紛争などが日本にも影響を及ぼすという理由で世界情勢に関心を持つことも重要ですが、生まれた国が違っただけで、現在たった今を困難に生きている人々がいるということに思いを馳せ、その解決方法を考えていくことも大切だと思います。
新長田まちなか勉強会では、外部の専門家をお招きして講演をしていただいたり、世界の映画作品を鑑賞したりして、歴史や社会構造を勉強してきました。
今回は、NGO活動を通してパレスチナとケニアで国際協力を行ってきた多田茉莉絵さんをお迎えして、パレスチナのガザ地区とヨルダン川西岸地区、及びケニアの西部カカメガの最新情報を伝えていただきます。
中東のニュースがISIS一辺倒になり、パレスチナ問題が忘れかけられている今、貴重なお話が伺えると思います。
また、日本にはあまり入ってこないアフリカの様子も知れるでしょう。
当日は、たくさんのスライド写真を見ながら、現地の最新情報と国際協力の現場とその問題点について語っていたく予定です。
このお話で、現在世界に広がる「格差」と「紛争」について問題提起ができたらと思っています。
たくさんのみなさんのご参加をお待ちしております。
二部構成になっています。第1部「パレスチナ」、第2部「ケニア」のうち、関心のある部だけ参加することも可能です。
<パンフレットより抜粋>
パレスチナ自治区ガザは2014年夏、イスラエルからの激しい空爆を受け、インフラ機能が壊滅状態になりました。しかし政治間対立のため人々は現在も塀の中に隔離されたまま困窮をきわめています。私の所属するNGOは井戸の修繕・建設による生計回復支援を行いました。
一方ケニアは都市部の発展に対し農村部では感染症の蔓延、土壌劣化、低い生産性などさまざまな問題により格差が広がっています。そんな取り残された農村にエコサントイレという環境衛生トイレを導入し、村民の公衆衛生を図り、トイレから採れた肥料を利用して農業収入を創出する支援をしてきました。
今回は国際援助の理論と現場とのギャップに悩んだ日を振り返り日本のNGOによる国際協力と私の理想とする国際協力を語ります。またガザ地区とケニア西部の現況をスライドでたっぷりご紹介する予定です。
日時 : 2017年 9月24日(日)
第1部:13:00-14:30 パレスチナ
第2部:15:00-16:30 ケニア
場所 : どろアトリエ (新長田アスタくにづか5番館2階)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ12分
料金 : 500円
予約 : https://ws.formzu.net/fgen/S27853230/
shinnagatamachinaka@yahoo.co.jp
当日参加も歓迎します。