毎日暑いですがお元気でお過ごしでしょうか。
次の映画会のお知らせです。
中国シリーズ5回目は香港映画を取り上げます。
中国の春秋戦国時代を題材にした「運命の子」により、王朝が変わる際の前政権の血筋を根こそぎ断つ様子を見ました。
「あの子を探して」では都会と田舎の発展の落差を知りました。
「トゥヤーの結婚」では内モンゴル自治区の生活と生態移住を学びました。
「長江哀歌」は政府が掲げる国家的大事業の陰では地元住民や低所得者層がどのような様子なのか理解できました。
そして今回上映する「ドリアンドリアン」は中国東北部の牡丹江から香港に出稼ぎにやってきたクールな女の子のお話です。
ドリアンドリアン
[Durian Durian]
監督 : フルーツ・チャン
2000年 香港映画
中国東北部牡丹江から香港にやってきたイエンは、風俗で働いて働いて金を稼ぎまくります。彼女に悲壮な感じは全く見られません。いたってドライ。体を売るのは金を儲けることと割り切って、淡々と客をとります。
客の体を洗うので手や足の皮がむけたり、いつも用心棒に見張られたりといった細かい難点はありますが、客待ちの間ごはんをモリモリ食べて実にバイタリティにあふれています。
そんなある日イエンは、家族で中国本土から不法入国してきた少女ファンと仲よくなります。ファン一家が住む路地裏はイエンが仕事で使う宿の通り道なのでした。
やがて3週間の就労ビザが切れ、イエンは大金を手にして故郷に戻ります。家族や親戚はイエンが香港で成功して戻ったと思い込んでいます。
さて大金を稼いでもしたいことが見つからない田舎暮らしで、イエンは今後どう生きていくのでしょうか。
映画を観終わった後、なぜドリアンが小道具に使われたのかを話し合うと楽しいかもしれませんね。
ぜひお越しください。
日時 : 2017年 8月27日(日)15:00〜 当日参加歓迎
場所 : どろアトリエ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅すぐ
新長田駅から大正筋を南へ12分
参加費 : 500円(会場使用料として)