ソビエト映画シリーズの7月映画会のおしらせです。
『持参金のない娘』
ЖЕСТОКИЙ Романс
監督:エリダル・リャザーノフ
1984年 ソ連映画 145分
舞台は革命前の1870年頃。ボルガ河畔の波止場でオグダーロワ夫人は、娘が嫁ぐのを見送っています。三女のラリーサも姉たちと同様に持参金なしで嫁がさなければなりません。
ラリーサには金持ちのクヌーロフ、幼ななじみのヴォジェワートフ、貧しい官吏のカランデイシェフらが言い寄っていましたが、ラリーサは地主で貴公子のパラートフに気がありました。
ところがある日、パラートフは一方的に去っていきます。ラリーサは母親の選んだグリャーエフという男と結婚しなければならなくなりますが、その男は銀行のお金を着服して逮捕。しかたなくラリーサは風采の上がらないカランディシェフとの結婚に踏み切ります。
ちょうどそこへパラートフが再び現れたのですが、……
恋愛のもつれによるとんでもないエンディングを伴って、壮絶な人間ドラマが描かれていますが、ロシア貴族の暮らしやボルガ河の景色、美しい音楽、とても楽しめる映画です。
どうぞみなさんお越しください。
日時 : 2016年 7月21日(日) 3:00~ 申込み不用
場所 : どろアトリエ
(新長田アスタくにづか5番館2階奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅上2分
新長田駅から大正筋を六間道商店街まで南へ10分
参加費 : 500円 (会場使用料として)