「映画の暗黒と栄光を見つめて」シリーズ最後の映画会です。
『蝶の舌』
La lengua de las mariposas
1999年 スペイン映画 99分
監督: ホセ・ルイス・クエルダ
1936年、スペイン、ガリシア地方の小さな村でのお話。
モンチョは喘息持ちのため、1年遅れで小学校に入学したため、モンチョは学校を怖がり逃げ出してしまう。
そんなモンチョを老教師グレゴリオ先生は暖かく迎えてくれるのだった。
グレゴリオ先生は教科書だけではなく、自然の美しさや、その他いろいろなことを生徒に教え、
また高潔で、村人たちにも慕われるような素晴らしい先生だった。
そんなころ、フランコ将軍が政権をとり、スペイン内戦が始まった。
共和派だった静かな村はフランコ軍に検挙され、親たちは身を守るためにフランコ側につく。
だが信念を曲げないグレゴリオ先生は…
モンチョはまだ子どもで親の言うことは絶対である。
グレゴリオ先生にモンチョの声が聞こえたと信じたい。
戦闘シーンは全くなくても戦争のむごさを描けるのが、「映画の栄光」だと感じる映画です。
ぜひごらんください。
日時 : 2016年3月21日(祝) 3:00~ 申込み不要
場所 : どろアトリエ (新長田アスタくにづか5番館2階 三国志ガーデン奥)
地下鉄海岸線駒ヶ林駅上2分
新長田駅から大正筋を六間道商店街へ突き当たるまで10分
参加費 : 500円 (会場使用料として)
話題提起 : 嶋田邦雄氏 (ブレヒトくらぶ)